2025/05/14 11:17


漆作家・木下幸

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金沢卯辰山工芸工房を修了後、現在は金沢市にて制作。

 2015年 世界工芸コンペティション金沢2015-茶の時空間- 審査員特別賞

2017年 日本伝統漆芸展 入選

2019年 第66回日本伝統工芸展 入選

2020年 国際漆展・石川2020審査員特別賞

木下氏の作品は、乾漆技法を用いて麻布と漆を重ねることで自由な造形を実現し、螺鈿や蒔絵を施した幾何学模様が特徴です。特に、円や線をモチーフにしたデザインは、見る角度や光の当たり方によって表情を変え、無機的なパターンに有機的な生命感を与えています。貝や卵柄を用いた螺鈿や蒔絵の精密な模様が美しい箱のものや、壁掛けの作品などのアートワークを制作する一方で、和紙を使い凹凸を生かした動物モチーフの乾漆皿など、立体的な表情とユニークな絵柄が可愛らしい作品を制作されています。